これが初めての記事になりますが、まずは私がブログをはじめようと思ったきっかけについて書きたいと思います。
入院するほどでは無いけれど、持病や事情を抱えていて毎日の会社に通勤することが辛い方は多いのではないでしょうか。
持病があって、電車通勤が辛い…このまま続けていくのが不安
在宅ワークなど環境を変えたいけど、会社を辞めることは不安…
働きながらの転職も体力的に厳しい
こういった悩みを抱えている方に、仕事を辞め自分に合った環境で働き始めた私の体験談をお伝えしたいなと思います。
【辞めても何とかなります】体調不良で仕事を辞めたいと悩んでいる方へ
結論からお伝えしますと、仕事を辞めても何とかなります。
簡単に私が会社を辞める選択をするまでの経緯をお伝えします。
・~24歳:医療系大学院卒業
・25~28歳:医療系営業職として勤務
・社会人生活を送る中で、持病の甲状腺機能低下症が悪化
・コロナを機に28歳社会人4年目で退職
私が患っている甲状腺機能低下症は、血中の甲状腺ホルモンが不足してしまうことで体の怠さや低体温などの不調が引き起こされる病気です。
薬である程度コントロールできるものの、急な体調不良や通勤中の眩暈などがあり働いているうちに「この仕事ずっとは難しいな…」という気持ちを抱くようになりました。
加えて、今年蔓延しているコロナウイルス。私は職業柄在宅勤務ができなかったため、より一層営業職を続けていくことへの限界や、場所や時間を選ばずに働ける仕事をしたいという思いが強くなりました。
大学院まで出たといっても転職活動は全く上手くいきませんでした。むしろ28歳でまだようやく社会人経験3年ちょっと…
しかも私は営業職しか経験がなかったため、営業職以外に転職しようとすると未経験歓迎の募集にしか応募できず、当然倍率も高いので書類選考も面接も落ちまくり…
働きながらの転職は時間的にも精神的にもかなりキツく、体調を崩してしまいました。
そういった経緯があり、心配する夫の勧めもあって思い切って会社を退職することになりました。
体調を崩してしまい、やむを得ずとはいってもいきなり無職になるのは不安でいっぱいでしたが、
調べてみるうちに日本には働けなくなった人のための制度・環境がたくさん用意されていることが分かりました。
実際に、私も失業保険という制度にお世話になりつつ、在宅でできる仕事を探し完全な独立を目指しているところです。
次から、仕事を辞めても何とかなる理由・制度などをまとめさせていただきます。
仕事を辞めても何とかなる理由・制度
・失業保険を申請・受給する
・就労支援でスキルアップ
・在宅ワークにチャレンジする
・(3年以上の正社員勤務をしていれば)退職金給付も
・(条件が合う方は)家族の扶養に入る
実際に私が体験した、会社を辞めても生きていける方法は上記のとおりです。 順番に解説していきたいと思います。
失業保険を申請・受給する
失業保険は、下記の条件を満たしていれば働いていなくても条件によっては最長で3年間お金を受給できる制度です。
金額は退職前の月給から計算され、だいたい月給の6-7割ほどの金額を受給することが可能です。
受給できる条件は下記の2点になります。
・働いていた時に雇用保険に加入していたこと
・直近で1年以上勤務していたこと
この条件を満たしていれば、正社員のみでなくアルバイトの方でもハローワークで手続きをすることで失業保険を受給する資格が得られます。
受給中は色々と制限はありますが、その期間ある程度金銭的にも時間的にも余裕が出来、新しい働き方についてじっくり考えなおすことができます。
私のように体調不良を抱えての退職の場合は特に、時間的に余裕ができることがとても大事だったりするので、これは有難い制度です。
※ただし、自己都合退職 (会社からのリストラ、倒産などの会社都合ではない理由の退職)の場合はハローワークの申請から更に3か月の待期期間があり、それを過ぎないと失業保険はもらえません。貯金との相談が必要となります。
自己都合退職でも、コロナウイルスが理由となる退職の場合は3か月の待期期間が短縮となる場合があります!
この画像は私が実際にハローワークに行った際にもらった、離職理由に係る申立書です。コロナウイルスに関する何かしらの理由を有する場合、この申立書を記載の上申請することで、3か月を待たずにすぐに失業保険を受給することが出来ました。
自治体により対応が異なる場合がありますので、詳しくはお住まいの地区のハローワークに確認する必要があります。
就労支援でスキルアップ
就労支援は、失業したときに就職活動に必要な知識やスキルを身に付けるための支援を受けられる制度です。女性向けやシニア向け、またIT関連セミナーなども用意されている場合が多いため自分が今後どういった働き方をしたいかに合わせた支援を受けつつスキルを身につけることが可能です。自治体によって無料で実施している場合が多いので、一度お住まいの地域のホームページを調べてみるといいかもしれません。
また、失業保険を受けられない状態である場合など一定の条件を満たしている場合は金銭的支援を受けながら職業訓練校に通うことが出来る、「職業訓練受講給付金」という制度もあります。
このように、日本には働けなくなってしまった方を支えてくれる制度がたくさんあります。使える制度は存分に活用し、自分にあった働き方を見つけていきましょう。
在宅ワークにチャレンジする
最近ではインターネット上で個人に仕事を受け、お金を稼ぐことができるサービスが増えてきています。未経験でもチャレンジできる案件も充実しているので、まずは取り組んでみると自分の知らなかった得意分野を見つけたり、今後の仕事選びに活用できるのではないでしょうか。
・クラウドワークス:ライターやエンジニアなどの案件が多数。
案件数が多いので未経験からでも取り組みやすい
・ランサーズ:クラウドワークスと同様のサービス。サポートが充実している。
・ココナラ:自分の得意なこと、スキルを販売できる。
趣味や特技がある人はそれを商売にできるチャンスになる。
私は元々文章を書くことが好きだったのもあり、クラウドワークスなどでライター案件に応募しつつ少しずつ実績を重ねているところです。
会社勤めにこだわらなくても、今は頑張り次第で自分で稼ぐことができるサービスが充実しています。
勤めていた会社によっては退職金の給付を受けられる
退職金に関しては国による定めではなく、会社ごとの裁量によるものなので一概には言えませんが退職金制度のある会社に勤めている場合は、退職金の給付を受けることができます。
給付対象の目安としては、勤務期間が満3年以上からとなる場合が多いようですが私の会社では勤務期間3年未満の退職者も減額にはなりますが給付されるという規定になっていました。
なんにしろ会社によって給付対象条件や給付金額が異なるので、一度勤めている会社の規定集をよくチェックしてみることをオススメします。
記載した制度だけでなく、日頃から会社の規定集や自治体の制度などはよく目を通し、情報を集めておくといざとなったときに損をせずに済みます。
(条件が合う方は)家族の扶養に入る
ご両親やパートナーなどが働いている場合、その人の扶養に入ることで金銭的な負担を減らすことが出来ます。これに関しては相手との相談になりますが、私の場合は夫が働いており、また私が一度退職して働き方を見直すことを応援してくれていたので扶養に入らせてもらうことになりました。
扶養に入らず、一人で生計を立てようとすると無収入でも会社員の時と同様に国民年金保険料、社会保険料、住民税を継続して払う必要があります。扶養に入ることができれば住民税以外の負担が軽減する場合があるので、協力を得られるようであれば相談してみるのもいいかと思います。
体調不良のなか無理に会社勤めを続ける必要はありません。
・失業保険や就労支援など国の制度を利用する
・在宅ワークにチャレンジするなど新しい働き方に触れる
・場合によっては退職金や、扶養に入ることなどで生活費の負担は軽減することが出来る
このような理由から、転職先が決まっていない状態で仕事を辞めてもなんとかなります。
特に、私のように何らかの持病があり体調不良を抱えながら会社勤めをしている方は、一度辞めて今後を見つめ直すのもいいかと思います。
確かにいきなり辞めてしまうことは不安も多いかと思いますが、会社勤めで消耗し、身体を壊してしまったり精神的に辛くなっては元も子もありません。
日本には充実した制度もあるので、うまく利用しつつ自分の納得できる働き方を一緒に見つけていきましょう。